香椎照葉こどもとママの歯科医院

【診療時間】9:00~13:00 14:00~18:30

【休診日】月・火

OPEN OPEN

小児歯科ブログ BLOG

小児歯科医師が語る!乳歯と永久歯の違いとケアのポイント

乳歯と永久歯は、形状や機能が異なり、ケアの仕方も異なります。小児歯科医師が語る、乳歯と永久歯の違いとケアのポイントについて解説します。

【乳歯と永久歯の違い】

  1. 形状の違い

乳歯は、大きさが小さく、根が短いのが特徴です。また、歯冠の形状も永久歯とは異なり、歯茎に密着していることが多く、間に隙間がありません。一方、永久歯は、乳歯よりも大きく、より発達した形状をしています。

  1. 数の違い

乳歯は、20本しか生えてきませんが、永久歯は、32本生えてくることが一般的です。

  1. 成長の違い

乳歯は、おおよそ2歳半から3歳頃から生え始め、6歳頃には全て生えそろいます。一方、永久歯は、6歳頃から徐々に生え始め、20歳頃までに全て生えそろいます。

  1. 機能の違い

乳歯は、栄養を摂取する役割が主であり、発音や言葉の発達にも関わっています。一方、永久歯は、咀嚼や発音など、機能的な役割が重視されます。

【乳歯と永久歯のケアのポイント】

  1. 歯磨きの仕方

乳歯の場合、歯ブラシが歯茎に当たる部分も大切になります。歯磨きの際には、歯ブラシを優しく使い、歯茎のマッサージも行うようにしましょう。また、乳歯の歯茎には歯磨きできない部分もありますので、保護者の方は、ガーゼやティッシュペーパーで歯茎を拭いてあげると良いでしょう。

永久歯の場合、歯磨きの仕方は乳歯と同様ですが、歯茎に当たる部分だけでなく、歯の奥側や歯と歯の隙間など、細かな部分にも歯ブラシをしっかり当てることが大切です。

  1. フッ素の使用

フッ素は、乳歯・永久歯の両方にとって、虫歯予防に効果的な成分です。特に、乳歯には、虫歯の発生が多いとされているため、フッ素入りの歯磨剤やフッ素洗口を使用することをおすすめします。歯科医師の指導に従って、正しい量と頻度でフッ素を取り入れましょう。

  1. 正しい食習慣

乳歯のケアには、規則正しい食習慣が大切です。甘いものやジュースなど、糖分の多い飲食物は、虫歯の原因となるため、控えるようにしましょう。また、乳歯が抜ける前に、永久歯が生えてくるため、適切な栄養バランスを保つように心がけることも大切です。

  1. 正しい噛み合わせ

永久歯のケアには、正しい噛み合わせが大切です。歯並びが悪いと、歯や歯茎に負担がかかり、歯周病や虫歯の原因となることがあります。歯科医師に相談し、適切な治療を受けることが重要です。

【まとめ】

乳歯と永久歯は、形状や機能が異なり、ケアの仕方も異なります。乳歯には、規則正しい食習慣やフッ素入りの歯磨剤の使用が大切であり、永久歯には、細かな部分にも歯ブラシを当て、適切な噛み合わせを保つことが大切です。歯科医師の指導や助言を参考に、乳歯と永久歯のケアを行い、健康な歯を保つように心がけましょう。

乳歯は、永久歯と比べて歯質が柔らかく、歯垢や糖分の影響を受けやすいため、虫歯にかかりやすい傾向があります。特に、乳歯は根が短く、歯髄(神経や血管)が大きく、感染が進行しやすいため、早期治療が重要となります。

【乳歯の虫歯の原因】

乳歯の虫歯の原因は、以下のようなものが挙げられます。

  1. 歯垢やプラーク

歯垢やプラークは、糖分を分解して酸を作り出し、歯の表面を溶かす作用があります。乳歯は永久歯に比べて歯質が柔らかく、この酸に弱いため、虫歯にかかりやすくなります。

  1. 食事習慣

甘いものや炭酸飲料、ジュースなどの糖分が多い飲食物を多く摂ると、虫歯の原因となります。また、食事中に口腔内に残った食べ物が歯の表面に付着し、歯垢やプラークが形成されることもあります。

  1. 正しい歯磨きができていない

乳幼児期の子どもは、歯磨きの方法をまだ覚えていないため、虫歯になりやすくなっています。保護者は、子どもが歯磨きをきちんとできるよう、指導やサポートをすることが大切です。

【乳歯の虫歯の症状】

乳歯の虫歯の症状は、以下のようなものが挙げられます。

  1. 歯の表面に白い斑点が現れる

虫歯が初期の段階では、歯の表面に白い斑点が現れます。

  1. 歯が茶色や黒く変色する

虫歯が進行すると、歯の表面が茶色や黒く変色します。

  1. 歯が痛む

虫歯が進行すると、歯が痛むようになります。歯に触れると痛みが出たり、冷たい飲み物や甘い飲み物を飲むと痛みが出たりすることがあります。

【乳歯の虫歯の治療方法】

乳歯の虫歯の治療方法は、以下のようなものがあります。

  1. シーラント

シーラントは、歯の溝や凹凸部分にシーラント材を塗ることで、歯垢やプラークがつきにくくなる処置です。虫歯の初期段階で、虫歯菌が繁殖しやすい部分に施すことができます。

  1. インレー・オンレー

インレー・オンレーは、虫歯を取り除き、詰め物を入れることで歯を修復する方法です。虫歯が進行した場合に行われる治療であり、保護者の同意が必要となります。

  1. 抜歯

虫歯が進行し、歯の機能を維持することができない場合、抜歯することがあります。乳歯の場合は、永久歯が生えるまでの間、保隙装置と呼ばれる器具を入れます。

【予防法】

乳歯の虫歯を予防するためには、以下のような予防法があります。

  1. 正しい食習慣

砂糖や甘いもの、炭酸飲料などの糖分の多い飲食物を控えることが大切です。また、食事後には、水で口をすすぐなど、口内の清潔を保つように心がけましょう。

  1. 正しい歯磨き

乳幼児期の子どもには、保護者が手伝いながら、歯磨きの方法を教え、指導することが大切です。歯ブラシには、年齢に合ったものを選び、優しく、丁寧に磨くようにしましょう。

  1. フッ素の使用

フッ素は、歯の表面を強化し、虫歯の発生を予防する効果があります。歯科医師の指導のもと、フッ素入りの歯磨剤やフッ素洗口液を使用するように心がけましょう。

【まとめ】

乳歯は、永久歯と比べて歯質が柔らかく、虫歯にかかりやすい傾向があります。虫歯の初期段階では、シーラントなどの処置が有効であり、虫歯が進行した場合には、インレー・オンレーなどの治療が必要となります。予防法としては、正しい食習慣や歯磨き、フッ素の使用などが挙げられます。保護者は、子どもの歯の健康について、歯科医師に相談することが大切です。また、虫歯が発生した場合には、早期治療を行い、虫歯の進行を防ぐようにしましょう。

スマイルライン歯科・矯正歯科

香椎照葉こどもとママの歯科医院

Copyright © スマイルライン歯科・矯正歯科 All rights reserved.

0926710003 24時間WEB予約